信用保証協会
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信用保証協会
信用保証協会法に基づき作られた全国の信用保証協会
この信用保証協会は公益法人であり、全国の都道府県に存在し現在51の組織が存在する。
大阪では最近、大阪府信用保証協と大阪市信用保証協会が合併し大阪信用保証協会となった。
神奈川県には神奈川県信用保証協会、横浜市信用保証協会、川崎市信用保証協会の3つの組織がある。
この信用保証協会は中小企業の資金繰りを円滑に進めるために信用の保管を行う。
方法は、中小企業から保証料を受け取り、金融機関の融資に対して保証を行う。
金融機関は、信用保証協会の信用を元に融資を行う。
万一、借り入れた企業が返済できなくなった場合、債務者に成り代わり代位弁済を行う。
信用保証協会は代位弁済を行うが債務者に対して建て替えた分を請求する権利を持つ、これを求償権という。
求償権に基づき、企業は金融機関ではなく、信用保証協会に返済を行うことになる。
間違いやすいのが保険であるが、あくまでも債務者に成り代わり保証を行ってくれる機関であるので、債務そのものはなくならない。
平成27年の保証債務残高や代位弁済は件数・総額ともにここ数年、対前年より減少傾向にある。
信用保証は借入金の全てを肩代わりするものと、一部を肩代わりするものがある。
中小企業の資金繰りにとってとても重要な役割を担っている機関だといえる。