金利は高いのか、安いのか?・・・・マイナス金利とは
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金利は高いのか、安いのか?・・・・マイナス金利とは
最近、住宅ローンの金利が安いと言われています。
では何に対して安いのでしょうか?
1000万円を借りて金利が3%の場合、一年間に支払う利息は30万円になります。
借り手から見ると30万円支払い、貸し手から見ると30万円を受け取ることになります。
最近の住宅ローン金利は変動金利で1%以下の金利も見受けられます。
以前、住宅ローンを取り扱う公的機関として「住宅金融公庫」がありました。
バブル以前の長い間、住宅取得を促進するため、住宅ローンを貸していました。
その当時の金利は5.5%でした。
この時から見るととても安いまたは低い金利のように思えます。
一方、最近、日本の中央銀行である「日本銀行」が出した「マイナス金利」政策はこの低金利どころではなく、文字通りマイナス金利、つまり預けると利息を取るという今までとは正反対の考え方になりました。
これは何を意味しているのでしょうか?
高度成長期は国民総生産「GDP」は二ケタ成長を遂げてきました。つまり10%以上のインフレで推移していました。このため同程度の金利でも高いとは感じることがありませんでした。
バブル崩壊後は低成長あるいはマイナス成長となってきましたので、1%の金利でも高いと感じることになります。
つまり、金利の高い、安いは、「GDP」と比較して高いのか安いのか、つまり家計の収入が増加していく時であれば、金利の負担はさほど感じないが、収入が減少していく現代では、金利の負担はとても重くかんじるということになります。
マイナス金利政策はつまり、この経済成長のマイナスに対応して、お金の流通量を増やしモノの流通量を増加させ、GDPをプラスにさせるという究極の選択であるといえます。
家計においては、住居費が可処分所得の半分になるなどの無理が生じることがないように住宅ローンの選択と住まいの選択を考えていく必要がある時代にはいったと言えます。
いま、あなたの住宅ローン返済額や金利は適正でしょうか?
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