借金を払いたいんです・・・インフレと事業再生
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借金を払いたいんです・・・インフレと事業再生
ある地方都市での事例
バブル前の時期において・・・・事業資金を2800万円を支払わなければならないとのご相談。
事業に失敗したため自宅を売却して「借金を払いたいんです。いくらで売れますか?査定してください」という依頼
自宅の査定価格は2500万円で債務弁済と諸費用の支払いで抵当権は抹消出来ない。
当時は債権回収会社などなく債務整理にもスムーズに行かない時代
時代が少し進み平成の時代へ
地方の不動産価格はじわじわやがて急激にそして短期に上昇した。
査定から4ケ月後には市場価格は6500万円を越えていた。
この時点から売却を開始するためさらに上昇することが想定されたため媒介価格は8000万円と設定した。
約2週間後契約が成立し売主は債務を一括返済し余剰が約5000万円近く発生したので新たな事業を行うと言う。
ある意味どんな商売でも儲かった時代にこの方は失敗した。
しかしながら結果としてはバブルの恩恵を教授することが出来たのだった。
当初はいまでいう「任意売却」の予定であったが、急激なバブルの進展により大口預金者に変貌した。
ただし、その次代に同規模の不動産は、地価の高騰により譲渡所得税を支払うと手に入れられないという事象もあった。