不動産の価格と価値の違い
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不動産の価格と価値の違い
不動産市場では、不動産を買いたいと考える人の数と資金量によって、価格が変化します。
一方で、価値はお金の量では変化しません。
価値は、駅ができた。街ができたなど、社会資本整備がなされて、利便性が向上した結果あがります。
価格は、相対的なお金の量とバランスします。
したがって、世の中のお金の量が増加すると一般的に不動産の価格は上昇します。
例えば、日本銀行がお金を多く刷り、世の中に多くのお金を供給して、100のお金の量が200に増加したとします。
不動産の価値が10と5と3の地域があったとします。
お金の量が二倍になれば、価格はこの場合、20、10、6と二倍になるということになります。
不動産の価格はバブル崩壊以降、デフレが続き、下がり続けてきましたが、最近の政策等により、中心地では上昇に転じているところも見受けられるようになりました。
バブルにつながらなければ良いのですが、時代は繰り返す可能性もありますので、注意が必要です。